赤ちゃんの乾燥肌を守れ!保湿剤の前にまずは4つの周辺環境を整えろ!
冬場に入り空気もかなり乾燥してきました。
私自身も肌乾燥して風呂上りなどは肌が痛い事も多々ありますが、赤ちゃんもかなり乾燥しているようで肌が赤くなってカサカサ肌になってきました。
大人だけでなく赤ちゃんにも保湿は重要なポイントです。
赤ちゃんの乾燥肌の原因と周辺環境で出来る対策をご紹介します。
赤ちゃんの乾燥肌の原因は?
赤ちゃんの肌は大人と違い物凄く乾燥しやすく、季節や個人差は関係ありません。
3か月を過ぎたあたりから乾燥が起きてしまう原因に下記理由が挙げられます。
①大人は肌の表面にある角質層で水分が逃げるのを抑えています。
赤ちゃんは角質層が未発達なので体内から水分がでていってしまいます。
②生後2か月頃まではママから貰ったホルモンの影響で、胎脂の分泌量が多くなっているため乾燥を防いでいます。ホルモンの効果が切れる3か月を過ぎる頃から分泌量が減るため一気に乾燥してしまいます。
③赤ちゃんは基礎体温が非常に高く、汗をかいて体温をコントロールします。
汗をかく行為は体内の水分を放出するので、一層乾燥しやすくなってしまいます。
産まれてすぐは心配する必要がありませんが、3か月前後から肌を注意深く観察してあげてください。
乾燥肌の症状は?
赤ちゃんが乾燥すると大人同様に見た目で分かる症状が発生します。
①ほっぺの辺りに赤みがでてくる
②肌がカサカサして粉をふいたりする
③ぽつぽつと湿疹が発生する
④ひび割れして出血する
①、②の症状がでてきた時点で赤ちゃんからの保湿合図なので、保湿ケアの対応をしてあげましょう。③、④の症状が出てきた場合には、病院を受診してお医者さんに症状を見てもらうほうが無難です。
病院を受診する目安
あくまでも目安ですが、病院への受診目安です。
救急車を呼んで、緊急受診
■飲食直後から1時間の間にじんましんや呼吸困難などの強い症状が出た時
診療時間外でも受診
■ 肌の一部が急激に大きく腫れた
■全身に境目のない赤い発疹が出て、かゆがって眠れない
■薬を飲んだあとや、食べ物を食べたあとに発疹が出た
診療時間内に受診
■発熱を伴う発疹が出ている
■目が赤く充血している
■手や足が腫れている
■皮膚がただれてジュクジュクしている
■症状が長引いたり広がってきた
■発疹がやけどのあとのようにむけてジュクジュクしてきた
■紫色のあざ(紫斑[しはん])がある など
おうちケアでOK
■上記の症状がない場合
乾燥肌を防ぐために日頃注意する事
外出時の注意点
大人も外に出ると日焼けするように、太陽光には注意が必要です。
赤ちゃんの肌は大人の肌と比べて、半分程度の厚さしかありません。つまり外部からの刺激も敏感に受けてしまいます。
外出時には”紫外線”以外にも、ほこりや花粉などもあるためより注意を払ってあげる必要があります。
お風呂での注意点
お風呂は下記に注意してあげてください。
①ゴシゴシ洗いはNG
・理想はシャンプーをクッションにして洗うくらいの気持ち
②シャワーは弱めで、40°以下の熱すぎない温度
・強いシャワーは肌を痛める原因に繋がります
③長時間のお風呂はNG
・長風呂は体内の水分を放出するので乾燥に繋がります。
④シャンプーを使うのは2~3日に1回程度にする
・赤ちゃん用のシャンプーでも赤ちゃんの肌には少なからず刺激を与えます。
汗をかきづらい冬場などは回数を減らしてあげましょう。
⑤風呂上りは保湿ケアを忘れずに!
・風呂上りが一番乾燥します。大人同様にケアは大切です。
お風呂は直接赤ちゃんの肌にも触れるので、出来るだけ肌に負担をかけないように注意してあげてください。
室内の注意点
寒暖でエアコンをつけるのは仕方ありませんが、エアコンは乾燥に繋がりやすいです。
赤ちゃんがいる室内は加湿を忘れずに行い、目安として50%以上の湿度を維持できるように調整してあげましょう。
湿度を高める方法としては、加湿器以外にも「部屋に洗濯物を干す」「お湯を沸かす」などがあります。
衣類やその他注意点
赤ちゃんは肌が乾燥してくると、痒いので掻きむしってしまいます。
掻きむしっても肌が痛まないように爪は短くこまめに手入れをしてあげましょう。
衣類に関しても、化学素材の衣類よりも天然素材の衣類のがおすすめです。
絹や綿などは柔らかく、汗も吸収するので肌に優しく乾燥を防ぐ事が出来ます。
汗などをかいていたら細目に着替えさせてあげてください。
おわり
保湿剤も大切ですが、まずは周辺の環境や日常生活を見直してあげることも大切です。
何もできない赤ちゃんだからこそ、ママが守ってあげる必要がありますね。