スマートキー搭載車は要注意!リレーアタックで盗難被害に遭わないための3つの対処法!
こんにちは、旦那です。
最近の車に標準装備になってきているスマートキーですが、この機能を悪用した盗難が流行っています。
もしスマートキーの車を使用しているご家庭は注意して下さい!
スマートキーとは?
スマートキーはポケットやバッグにキーを入れたままでも、車のドアの鍵のロック、アンロックができます。
またエンジンを掛ける時に鍵を回す必要もなく、スマートキーをポケットやカバンにしまったままエンジンを掛ける事ができる機能です。
ちなみにメーカー別に名称が異なっているので、下記表を参考にしてみてください。
メーカー | 機能名称 |
トヨタ自動車 | スマートエントリー&スタートシステム |
日産自動車 | インテリジェントキーシステム |
本田技研工業 | Hondaスマートキー・スマートカードキーシステム |
スズキ | キーレススタートシステム |
SUBARU | キーレスアクセス&プッシュスタート |
三菱自動車工業 | キーレスオペレーションシステム |
ダイハツ工業 | キーフリーシステム |
マツダ | アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム |
いすゞ自動車 | パッシブエントリー&スタートシステム |
フォルクスワーゲン | スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”[3] |
アウディ | アドバンストキーシステム |
メルセデス・ベンツ | キーレスゴー&ハンズフリーアクセス |
BMW/MINI | コンフォート・アクセス |
ボルボ | パーソナル・カー・コミュニケーター&キーレスドライブ |
スマートキーの仕組みは?
スマートキーと車には、双方の電波をやり取りする送受信機が搭載されています。
スマートキーが発する電波は暗号化された車体固有の電波となっており、同じ車種でも異なる電波が発せられます。
これによりスマートキーと車で電波をやり取りして、合致した場合のみドアのロックやアンロックを行なっています。
暗号化された固有電波により他の車に反応したり、同じ電波を捏造した盗難を防いでいます。
リレーアタックとは?
車の受信機とスマートキーは常時1m程度しか飛ばない微弱な電波を出しています。
この微弱な電波で、ドアロックの解除やエンジンのON/OFFを行っています。
この電波の有効距離が長くなってしまう(広範囲)と「コンビニで買い物してる隙に盗まれたり」「家の前の駐車場から盗まれたり」するという事件が起きてしまうのです。
このリレーアタックは常時微弱な電波を発しているという特性を逆手にとった盗難方法になっています。
車からもスマートキーの電波を受信するためのリクエスト信号が1m程度常時発せられています。犯行グループの1人が狙った車に近づき、その電波を増幅(広範囲)させます。
もう1人がスマートキーのそばで中継器を使い、リクエスト信号をスマートキーに伝えます。同様のルートでスマートキーの信号を返すことがで1m以上離れた場所でもスマートキーの信号を返すことにより、近くにあると誤認させて「ドアのアンロック」や「エンジンを始動」させてしまいます。
①犯行グループの一人が狙った車に近づきます。
②専用の受信機で電波を受信する準備をします。
③別の一人が狙った車のスマートキーの電波を専用機械で受信して転送する。
④鍵の開錠、エンジンを始動する。
⑤車を盗難して逃走
恐らく盗難車は 部品取りに使われたり、改造して海外で販売されたりするのだと思われます。
2019年に入り、ニュースに流れるほどポピュラーな盗難方法になってきているようです。
元々海外で起きていた手口ですが、2018年ごろから徐々に日本でも増えてきました。
この窃盗は作業時間が約10秒、作業人数も2人とほぼ素人でも専用機械があれば犯行に及ぶことが出来ます。
中国ではこの盗難用の機器を20ドル程度で購入できるという話もあるので、今後間違いなく増えていく盗難です。
リレーアタックの対策は?
①スマートキーの電波を遮断する
スマートキーは常時電波がでているので電波を遮断すれば、リレーアタックでの盗難を防ぐことが出来ます。
「遮断袋」というアイテムがあり、袋に入れることにより電波を遮断することが出来ます。この遮断袋に入れるだけで電波が遮断されるので家に帰った時だけでも入れると大きく効果を発揮します。
もちろん袋なので持ち運びが出来るので、コンビニやスーパーでも活用できます。
500円程度で購入できるので、1個は持っておいたほうが良いアイテムです。
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②節電モードに設定する
全スマートキーに搭載されているわけではありませんが、節電モードという機能が搭載されたスマートキーが増えてきています。※名称はメーカーにより異なります。
これはスマホの機内モードと同じような機能で、スマートキーの電波を止める機能です。これによりリレーアタックは防ぐことが出来ます。
代表例としてトヨタは下記のような動作で節電モードへ移行できるようです。
「電子キーのロックボタンを押しながら、アンロックボタンを2回押すと、節電モードになり、スマートエントリーができなくなる」
またスバルも下記のように記載されておりました。
この節電モードのメリットはなんといっても、追加で何かを購入したり持ち運ぶ必要がありません。
しかしデメリットとして毎回設定をしなければいけないので面倒です。。。
③タイヤロックをかける
これは物理的に盗難を防止する方法です。
恐らくこれが一番セキュリティが高い方法かもしれません。
盗難グループも沢山ある車からタイヤロックをかけている車をわざわざ盗もうとはしないはずです。
欠点としては毎回作業が必要で、コンビニなどの頻繁に乗り降りする場所ではロックしづらいという点です。
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おわり
車同様に犯罪もどんどん進化していきます。
今回のリレーアタックは夜間に行えば、目立たずに、しかも簡単に出来るので自動車メーカーが対策を講じるまでは続く犯罪と言えます。
保険などでもフォローできますが、たった500円程度で対策できるので、保険で高額な備えをするくらいであれば遮断袋のがおススメできる対策です。
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